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DIMPLE MiniについてⅡ

今日は「DIMPLE Mini」の歴史について。

このミニと出会って今年で20年になります。
きっかけは以前に勤めていたクルマ屋での事でした。

その店の社長が販売用のMiniを3台仕入れてきて、私にこう言いました。
「3台の内2台そこそこの値段で売れたら残りの一台あげるわ」
そりゃ頑張りましたね。速攻で2台売ってめでたく自分のMiniとなったわけですが…

一番ボロっちいのが残ってしまいました。
床は手のひら位の穴が開き、リアは凹み…ボディはサビサビ・ハゲハゲ…

でも給料が入る度にコツコツと部品を買い、塗装して頑張って直していきました。

その頃はドレスアップとかモディファイとかあまり考える余裕がなかったですね。
最初から外装・内装ともにMK-Ⅰ風仕様だったのでその辺は楽だったと言う事もあります。

劇的に色々と変わっていったのはこの店を始めてから。

その頃から従来のMiniのドレスアップについて疑問を感じていました。
ドレスアップというと決まって「MK-Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ仕様」どれにするか?
しか選択肢が無くしかも「MK-Ⅰ仕様ならグリルはこれ、テールはこれ、シート柄はこれ、バッチはこれ、これはおかしいから格好悪い」
と勧めるショップが多く、それを鵜呑みにしているお客さんが大半でした。

「みんな同じ仕様になってしまうし、せっかく個性的なクルマに乗ってるのに、個性も生かされないし面白くない」
「もっと自由にパーツを選んで付けて欲しい。」
と思うようになり、店の方針も「感性を生かしてドレスアップ・モディファイをすること」を全面に出してお客さんのMiniもそうしていきました。

そうやって作っていった「DIMPLE Mini」は
その当時の集大成として店のデモカーとしてモディファイコンテストや多くの雑誌の取材を受けるようになりました。

長くなりそうなのでⅡ-2へ続きます。