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修理の流行?

仕事をしていて不思議に思うことがあります。

それは「ある時期に同じ修理・作業が続けて入ってくる。」事です。

季節モノ(クーラーやラジエター関係は夏)なら分かるんですけど
季節など全然関係の無い、修理が重なって入ってくるんですね~。

例えば…
クラッチ交換。
あまり無い作業のなのに、10月は3台続きました。

トルクロッドブッシュステーの付け根破損。
href="http://www.kyoto-dimple.com/diarypro/diary.cgi?no=9">6月21日の記事にも書きましたが
ブッシュ交換を怠っていた為になってしまったトラブルです。
見えないので直しても、あまり分かってもらいにくく、スペースが無いのでかなりやりにくい作業の一つです。

今まさに流行ってます。。
皆さんのMiniのトルクロッドブッシュは大丈夫ですか?

今流行ってるのは、
何故かグリルの交換。
「メッキが汚くなったから」
「事故したので」
などいろんな理由があるみたいですが、4人ほど連続で来られましたね・・

グリルって昔は黒グリルだったのでメッキグリルへ交換する作業は多くありました
今は最初からメッキグリルが付いていますので
交換する人が少なくなったのに、このように一時期に集中するのは珍しいことです。。

何故修理作業に流行があるんでしょうね・・?
こちらからプロモーションしていれば分かるんですけど・・
不思議だと思いませんか?

まだまだあるんですが書き出すと止まらないほど有りますのでこの辺で止めておきます。

トラブル時の対処

開店早々仲のいいお客さんから電話が入りました。
「遠方へ出かけてる途中なんやけど、アイドリングで休憩していたら突然エンジンが停止して、再始動しません。」
「それまでは何もおかしい兆候は無く機嫌良く走ってたのに…」とのこと。

車は96年式の1.3i

自分としても
この車は1ヶ月ほど前、バキュームホースに亀裂があったので交換してそれ以来問題ないと思ってたのに…

頭をフル回転させてトラブルシューティングを頭の中で展開する。

★突然エンジンが停止→フューエルポンプorポンプのヒューズか?
ヒューズの場所を伝えて確認してもらうと切れていない
念のため、同じ10A同士を交換してもらう。
それでも変化無し。

★点火系か?
プラグコードを外して、プラグに近づけてクランキングしてもらう
「火飛んでる音しないよ」
と言うことは…

★コイルかな…?

「コイルの接続端子が外れてるとか、ありませんか?」と聞いてみると!

「あ!一本グラグラになってるがある!外れかけてるよ」

それをメスのギボシが広がって、接触が悪くなってたようでした。

ペンチですこし潰して繋いでもらうと
「エンジンかかった!!!ありがと~ふじいちゃん!」

簡単な原因だったけど、解決できて一安心でした。
10年超えてる車はなるべく接続接点もしっかり点検しないと!

トルクロッドブッシュ

ミニのメンテナンスの中でにとって最も重要な箇所です。
ミニクーパー入門雑誌やネットの至る所にそう書いてありますが
私の目から見ると、まだまだその事を知らないオーナーさんが多いのが現状です。

他の作業でお預かりしたこのミニは4ヶ使用しているブッシュのうち3つが破損して姿・形が見えませんでした。
エンジン・外側にかろうじてへばりついていたブッシュのみ。

お客様にお伝えすると作業を了承して頂き、4ヶとも純正メーカーの強化ブッシュを組み込み、作業完了。

お客様は全くご存じなかったので、ビデオでご説明して点検方法もお伝えしました。

交換作業は、エンジンルームが込み入っていますので、なかなか難しい作業だと思いますが
日頃の点検は至って簡単。
動画のようにエンジン上部を持って、ゆさゆさと前後に動かしてみるだけです。

こんなに動いてしまってる場合は、一刻も早く修理してあげてください。

そのまま乗っていますと、
・マフラー
・足回り
・ボンネット
・ブッシュステーの破損
などいろんなトラブルを引き起こしてしまいます。

作業工賃は年式仕様によって若干異なりますが
96年式クーラー付きA/Tの場合。
純正強化ブッシュ 2800円(1台分)
作業工賃 8000円
(消費税は別途)

作業時間は通常1時間以内です。

一度ご自分のミニをゆさゆさと揺らしてみて下さい。

ラバコンについて

今回はラバコンについてお話しします。

「ラバコン」はミニ特有の部品です。
一般のクルマはバネ(スプリング)で衝撃を和らげてますがミニは「ラバコン」というゴムの塊を使っています。
ゴムなので使っているウチに潰れてへたってきます。(バネもへたりますが・・)
潰れてくるとどうなるかというと、潰れた分車高が下がってきてしまい、そして
反発も無くなってくるので段差などでピョンピョン跳ねてしまいます。

ファイル 7-2.jpg

(左が新品に近い状態。右がヘタった状態です)

「ミニの乗り心地はこんなモンやろ」と勘違いされているユーザーさんも少なくありません。
そう言う勘違いを一掃するために昨年から当店では
「ヘタったラバコン交換キャンペーン」をこっそり実施中です。

その際お客様にお聞きしますと、
「え?ラバコンって交換しないといけないモノなの?」
「交換しないとあかんとは知ってたけど、後回しになっていた」
「交換しても乗り心地変わらないでしょ?」

と様々なご意見を頂戴し説明させて頂いて、
その結果かなり沢山のラバコンを交換しました。

ファイル 7-1.jpg

「乗り心地が良くなった」
「こんなになめらかになるんだったらもっと早くすれば良かった」
と皆さん口を揃えて仰って頂きました。

気になる価格ですが…
「ラバコン」1つ19,000円もします。
フロント左右で38,000円
作業工賃が片側12,000円(24,000円)
合計で65,100円(税込み)

結構高いです。
「分かってても後回しになってしまう」のが分かります。

インターネットキャンペーン価格 60,000円(税込み)
で先着10名のお客様にご奉仕させて頂きます。

作業日程・日数など詳しくはお電話でお問い合わせください。
お早めにお申し込み下さい。

よろしくお願いします。

修理は直すだけじゃない。

今日の作業はプーリーが焼き付いたクーラーコンプレッサーの修理。
この部品のメンテパーツは製造メーカーが現存しないのでほとんど入手できないという困ったモノ。

ありとあらゆる部品屋さんなどに問い合わせようやく適合するモノを見つけてオーバーホール。
これをそのまま取り付けて…
ちょっとその前に…

ロッカーカバーからのオイル漏れ。
熱で曲がったファンブレード。
(特に忘れがちなパーツです。)
ファイル 5-1.jpg


念のためベルト2本交換。
汚れたシリンダブロック。
オイル漏れの跡
など…

こういう部品は何かのついでで出来る時に交換するしたが工賃が別に掛からないからその方がいい。
今回はラジエターを外していて部品代もしれているので金額的にも大きく跳ね上がることもないし。

ファイル 5-2.jpg

クーラー真空抜き+充填で作業完了。

ほんとすっきりとキレイになりました。
新品のベルトと黄色いファンブレードが輝いています。^^
ミニクーパーは古い車だからエンジンルームは汚くても仕方ないと思っている方は間違いですよ。
ちょっと気を掛けるだけで見違えるようにキレイになりますよ。

一般的に、修理はマイナスからの現状復帰にしかならいけど、プラスαでこういう作業は気持ちのいいモノです。

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