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ミラーが無いと困ります

先日売約の決まったミニの新規登録する為に東大阪の警察を経由して
大阪寝屋川にある大阪陸運支局まで行ってきました。

トラブルもなく無事登録完了!ですが、
たった170kmほど走っただけなのに、家路につくと脱力・何もやる気が起こらないくらい疲れているんです・・

その原因は「助手席側バックミラーの無いローダー(積載車)100km近く走ったの」からだと思います。

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経由地の警察署に向かう途中、「大型貨物車進入禁止・離合不可」と看板の掲げてある
限りなく道幅の狭い道路を通ろうと進んでいたときに事件は起こりました。

なんと!
向こうからこのローダーより一回り大きい貨物車が進んで来るではありませんか・・!

通行禁止のはずの馬鹿でかい貨物車・・運転手に怒りを覚えるもバック出来ない状態みたいなので
双方ミラーをたたみながら壁ぎりぎりまで幅寄せをし、どうにかこうにか離合することが来ました。

ココまでは良かったんですよね。

「ほんまに・・まぁ良かった離合出来て・・」ホッとしながらも、心配そうに見守ってくれていた通行人の方に会釈して
アクセルを踏み再スタートした瞬間。

助手席側からとんでもない大きな音がして、その音がした方向を見るとなんと
助手席側『ドアミラー』が無くなっていたのです。

そのミラーは用水路に落ちてしまったみたいで取ることは出来ない状態・・

「ええ~まだまだ走らなアカンのに・・・><」

これから50kmほど走って寝屋川に行き、京都へ帰る。
たったこれだけの行程が気が遠くなるほど困難な作業に思えてきました。

全長の長いローダーで左バックミラーが無いと致命傷です。
クルマが荷台に乗ってますから、ルームミラーも用をなしません
幅寄せも、進路変更・左折も何をするにも見えない状態です。

ほんとに恐いですよ。
目視をしても見えないんですから・・

何とか工夫して最低限の車線変更だけをして帰って来れましたが
もう少し遠方だと、困ってたでしょうね。

ただ左に寄るのが恐かったので、昼食もコンビニにも行けずノンストップで走った為
余計疲れたのかも知れません…

店に帰って、ミニを下ろしてレンタカー屋さんへ向かうときも、かなり気を使いました。
神経をすり減らすと言うことはこういう事なのですね。

あんなに運転しながら恐怖を覚えたのは初めてです…

ミラーって大事ですね。

東京モータショー

今日から幕張メッセで「東京モータショー」が一般公開されています。
『モーターショー』と言えば【憧れ】や【夢】のあるクルマが一挙勢揃いする場なのに、
それが一切伝わってこなくなりました。
特に今年は不況のあおりでたったの海外メーカーが3社しか出展していない寂しい開催のようですね。

内容は最先端のエコカーが中心だとか…
まるで「東京エコカーショー」です。
全くと言っていいほど食指が動きませんね。

ただ出展メーカーの一つ「ケータハム」の広報担当は
「ハイブリッドばかりではつまらない。うちの軽量のオープンカーを見てほしい」とコメントを出しているようです。
さすがモータスポーツの国、英国メーカー。
こういうメーカーがもっと無いとつまらないですね。

東京モータショーと言えば、過去に私も友人達と見に行きました。
幕張メッセで初めて開催された時だったと思います。
会場に入ると、会場の盛り上がりと熱気で心躍り、時を忘れ会場内を走り回って写真を撮りまくった覚えがあります。

特にフェラーリのブースは当時の新型車348GTを一目見ようともの凄い人だかりでした。
みんなが一様に「ほぉ~かっこええな~」とため息をついていたのが印象的でしたね・・

それ以降仕事の関係で行けなくなってしまいましたが年々興味が薄れていく感じがします。
憧れ・夢を与えてくれないモーターショーなんて…

クルマに求めるモノが違うので仕方ないのかも知れないですが
運転する楽しさも味わえない家電の延長みたいなクルマばかりが蔓延して、
それが一般的に普通だと認識されている現代のクルマ社会。

それでいいんでしょうかね・・

ミニの様な楽しさいっぱいの【いいクルマ】がどんどん追いやられて行くのが残念でなりません。

運転する楽しさ

皆さん、お久しぶりです。

ずいぶん更新をサボってしまいました。
楽しみに見に来て頂いていた方スイマセンm_m

先日買い取り依頼がありました。
そのミニは当店で長年に渡ってドレスアップをさせて頂いたので
私個人的にも思い入れのあるクルマです。

オーナーさんは転勤でどうしてもミニを連れて行けない理由で泣く泣く手放されることになりました。

大事に乗られていたのですが、クーラーが付いていと言うこともあり販売はせずに私が個人的に乗ることにしました。

クラッチ関連や足回りなど整備と個人的に保有していたパーツを組み込み通勤に使っていますが、
これがまたよく走ること!
ファイル 41-1.jpg

インジェクションなのにそれを感じさせない吹け上がりとフィーリングで、
ゆっくり走ろうと思っていても、前が空くとついついアクセルを踏み込んでしまいます。
エコ運転?してませんね(笑)
そんなこと考えてたらミニは楽しめないですよ^^

通勤で嵐山を通るのですが、観光客にカメラを向けられることも・・
ミニを見てみんなニコニコしてこっちを指さして…
ほのぼのしますね。
小さいのに存在感満点なんですよね。ミニって。

ガレージに置いてある「DIMPLEMini」の代わりになりそうな、そんな気がします。

イメチェン

メンテナンス・車検が作業の多くを占めている最近において
ドレスアップ系の作業が入ってくるとワクワクしていまいます。

ワクワクは大げさ?かもしれないですが、メンテナンスや修理は
傷んでいる箇所を修理して(マイナスの状態)プラスマイナス0にするのが仕事です。
もちろん大事な事なので欠かすことは出来ないですが、
やはりミニ屋としてやってる以上
【格好いいミニを作る】ドレスアップ
【速いミニを作る】チューニングも欠かせません。

マイナスから始めても大きくプラスになるドレスアップ・チューニング。
やっぱり見積もりの段階からワクワクしますね。

お客さんの夢を少しでも叶えるごとく、いろんなパターンを提示していくわけですが
今回のミニは、ボンネット周りの塗装がもの凄く傷んでおり当初それを直すために見積もりを出そうと言うことになりました。

しかしボンネットと片側のフェンダーだけ塗装しても、バランスが悪く良くならないので説明すると、
「なるほど。そらそうやね。じゃあ同じ状態だと面白くないから、バン風がええわ!!」

現状修復+ドレスアップです。
出来上がりがとても楽しみな作業です。

作業内容は

ボンネットの耳をカット
バッチ穴跡の穴埋め
フロントパネルのグリル穴跡の穴埋め
フロント周り塗装
バングリル(FRP)塗装
グリルボタン取り付け

綺麗且つ格好良く仕上がってると思いませんか?

今まで付き合ってきたミニをイメチェンすると、よりいっそう愛着がわくこと間違いなしです。
皆さんもいかがですか?

ファイル 38-1.jpg

(重心低く渋く決まってますね!)

ファイル 38-2.jpg

エコエコはいいけれど

最近何処を見てもエコ・エコブームの文字を目にしますね。

景気対策と生産&購買意欲刺激として政策も打ち出されています。
皆さんご承知の通り、古いクルマからハイブリッド・エコカーへの乗り換えを勧める政策で
トヨタのプリウスは生産ラインをフル稼働しても追い付かないくらい売れているようです。
トヨタを救う政策が功を奏したというところでしょうか。

「今のクルマを乗り続ける事が一番エコなのに…」

乗り換える事がエコのように宣伝していますが、メーカーが都合の言いように宣伝してるだけで、
購入した人はエコに協力したように勘違いしてしまっているんですね…。
政府・メーカーの「エゴ」に付き合わされている国民が可哀想ですよ。

今のクルマは電化製品かオモチャと言うほど質感も低く、魅力を感じないモノばかりになっていています。

そんなクルマばかりが氾濫していますから、今の日本人の多くは運転することによって感じるフィーリングや喜び、
ユーザーさんのクルマに対する愛着の深さもどんどん無くなり・薄くなってしまっています。
そう言う事すらを知らない人(世代)も多いでしょう。

私はこのようなクルマが街に氾濫すればするほど、仕事に対するモチベーションが高まります。

今のクルマが失ってしまったモノを『ミニ』は持っています。
《五感と好奇心を刺激してくれる。》
この魅力を一人でも多くの方に知っていただけるように頑張ろうと思うばかりです。

世の中がハイブリッド・電気自動車で溢れかえったとしても、
旧き良きの代表格の「ミニ」を労ってくれる、そして扱いつづけていられるような世の中であって欲しいと思います。